素人がプライベートキャンプ場作りのためにする5つのこと

キャンプ場作成

「プライベートキャンプ場を作りたいけどなにすれば良いのかわからない」
「プライベートキャンプ場作りって実際になにやってるのか興味がある」
そんな声がどこからともなく聞こえてきました。あなたの悩み・疑問にともぴーが答えます!!
キャンプ場作りのためしたこと・することを5つにまとめたので、参考にしていただけたら幸いです。
各項目の詳細については別の記事にしていく予定です。

キャンプ場作りのためにすること

キャンプ場作りのために必要なことを以下に挙げます。

土地の選定・下見・入手

何よりもまず土地がないとキャンプ場作れないですよね。
自身の持っている土地を使ったり、知り合いの持っている土地を買ったりした場合は初期費用が抑えられます。
自分の場合は祖母がほとんど使用していない土地を持っていたのでそれを使わせてもらっています。


新たに土地を買う場合は山林組合や地元の不動産屋さんとコンタクトを取って紹介してもらったり、山林の仲介や売買を行っているサイト(山いちば・山林販売.netなど)で調べましょう。

山いちば 山林物件の購入売却情報サイト
山いちばでは、日本全国にある山林の購入や売却、山林売買の仲介を行っております。山林の価格は土地と立木をそれぞれ別途で査定し、土地については地目や接道状況・傾斜などを考慮し、立木については樹種、樹齢、手入れ状況などを調査した上で、市場の木材価...
山林売買.net
山林売買.netは山林を売りたい人、買いたい人のためのマッチングサイトです。

さらにアクセスや土地の状況・その地域の規制や法律などを入念に調べ、下見を行いましょう。
その土地に生えている木に価値があり、木材として高く売れたり、土壌汚染がひどく人が住めなかったり・規制上水を引いてくることができないなど様々なケースがあります。

万が一災害が起きた場合を考慮して、ハザードマップの確認しましょう。最終的に購入する前にはご近所さんへ挨拶を行い、その地域がどのような状況なのか・どのような人が住んでいるかも確認したほうがいいと思います。
近年はキャンプ場を作るために山林を買う人と、地域の方とのトラブルが増えています。コミュニケーションを密に取り、信頼を得てから購入するのがおすすめです。

木の伐採・草刈・抜根

土地を手に入れたら、そこを開拓していきます。そこで障害となってくるのが許可や認可。
1ha以上の土地では木の伐採する場合は知事の許可が必要です。またそれ以下でも伐採や造林の届け出など様々な手続きが必要です。
役所で相談に乗ってもらってどのような手続きが必要か確認したほうがいいでしょう。

林地開発許可制度:林野庁

その申請などが終わったら伐採・草刈・伐根を行います。
自分の場合はもともと伐採された土地を使わせてもらっているので伐採の経験はありません。
草刈りは農具の購入から行なっているので、体験談を載せておきますね。以下の記事が参考になれば幸いです。

草刈りは自然との闘い。1か月くらい放置するとすぐに生えてきて、元通りになってしまいます。一度伐根して土を掘り返しや、土の入れかえを行ったり、雑草シートを張ったりすることで抑えられますが、基本的には手入れはとても大変だと思っていてください。

整地・駐車場作成

草刈りや伐根が終わったら整地を行います。

キャンプサイトを作るのに凸凹していたり、斜めである土地ではテントが張りにくく、居心地も悪いです。

大体どこのキャンプ場も土地を整えているでいつも通りのキャンプがしたい方は整地をしましょう。具体的にはユンボ(パワーショベル)などで掘り返してつぶして平らにして、高さをそろえる作業をします。

ユンボのイメージイラスト

ユンボは個人でもレンタルできて普通免許があれば2トントラックで運べて操縦もできます。
(ただし私有地で商業以外の目的のみ)
半日も操作すると思ったより慣れてくるらしいので自分もやってみたいなと考えているところ。
ただ面積を考えるとおそらく数日間レンタルするよりも業者にお願いしたほうが安そうなので業者に頼んでから、何かあればレンタルという流れになりそう。

キャンプができる場所が確保できたら次は駐車場です。
公道に車を止め続けるわけにはいかないので、駐車場を作成する必要があります。

「いやいや、土地があればその辺に止めればよくない?」って思われる方も多いと思うのですが、土のままだと、えぐれてきたり、へこんだところが水たまりとなったりします。
そのため砂利を敷いて固めたり、コンクリートで施工したりするのがいいと思います。安価に済ますなら石版を引いたりするのでもOK。

水道工事・電気工事

整地ができたら水道工事をしたほうがいいと思います。キャンプ場によってはほとんど自然のままでキャンプをしてもらうというコンセプトで、沢や川が近くにあるのであれば必要ないかもしれません。

水道工事といっても井戸を作る場合や、近くの水道管から引いてくる場合、川や沢の水を利用する場合など様々です。

近くまで水道管が通っている道路がある場合は水道局・水道工事会社に連絡しましょう。

完全に人里離れた山となると水脈を調べて井戸を掘る以外に選択肢がないかもしれません。その土地にあった方法で水をてに入れましょう。

水道とともに重要なのが電気工事。電気はなくても良いのですが、電気ポンプを用いた井戸や、街灯、キャンプ場の事務所を作るといった場合には電気があると便利です。

電力会社に連絡し、電気を引けるように電柱を立てて電気を引いてもらい、電気を分電盤などに引き込みそこからコンセントや街灯、ポンプなどに引きましょう。

トイレの設置

キャンプ場作成で困るのがトイレ。

田舎のキャンプ場や無料のキャンプ場ではトイレがない、またはものすごく遠いということはあります。近くにコンビニや24時間空いているトイレがあればいいですが、キャンプ場を作るにあたってトイレは近いほうがいいですよね。

まず方針として以下を決めましょう。
・汲み取り式のトイレにするのか水洗式トイレにするにかバイオトレイにするのかするのか
・レンタルにするのか購入にするのか

以下にそれぞれのトイレのメリット・デメリットを上げます。

  汲み取り式 簡易水洗式 本水洗式 バイオ
メリット 工事や水道が不要
価格が安価
水で流せる
給排水の工事が不要
衛生的
汲み取りが不要
悪臭が抑えられる
水なしでも運用可
デメリット 悪臭がする
虫がわきやすい
汲み取りが必要
水の補給が必要
汲み取りが必要
給排水の工事が必要 電源とメンテナンスが必要
ランニングコストが高い
トイレの種類のメリデメ比較

予算やキャンプ場の設備によって最適なことを決めましょう。
自分はバイオ式のトイレを購入しました。コンポストトイレで微生物が分解するような方式です。自分の土地で使う条件だと、「肥料として使用可。水・電気不要・悪臭なし。」
しかも初期費用が10万円くらい。

導入するまでにあたっての経緯などを話しているので気になる方は以下の体験談を見ていただければと思います。


以上、上記5つ挙げてきましたが、キャンプ場を作るためにすることがなんとなくわかったでしょうか?
皆さんもマイキャンプ場をもって自由気ままにキャンプを楽しみましょう!

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